解体工事は大がかりな工事である以上どうしてもケガや事故などが発生してしまう場合もあります。
そんな時に頭に思い浮かぶのが損害賠償保険です。
解体工事を依頼する際に、解体業者の保険加入についていくつか確認すべき点があります。
本記事では、解体業者の保険加入について確認すべき点をまとめていきます。
解体業者の保険加入について確認するポイントは?
損害賠償保険は解体業者に加入が求められることが多いですが、保険加入についていくつか確認すべき点があります。
この確認をしているかどうかで、依頼人としては解体工事を安心して依頼できるかどうか変わってきます。
その確認すべきポイントというのは以下の3点です。
・損害賠償保険に加入しているかどうか
・賠償金の限度額がいくらの保険に加入しているか
・賠償の適応範囲はどこまでか
まず大前提としては、損害賠償保険に加入しているのかどうかを確認する必要があります。
加入していないような解体業者なんているのかと思われてしまうかもしれませんが、未加入状態で解体工事を行っている解体業者も少なからずいます。
そのため、なるべく解体業者を選ぶ時になにかしら損害賠償保険に加入しているのかどうかを聞くようにしましょう。
次に、賠償金の限度額がいくらまでなのかを知っておいた方がいいです。
もし賠償金の限度額が低いと問題が起きても支払い切れないケースが出てきます。
これまでの解体工事における賠償金がどのくらい発生しているのか、事例をいくつか調べてだいたいの相場感覚を知った上で、補償される限度額を聞くようにしましょう。
最後に、賠償の適応範囲を確認しておきましょう。
せっかく保険料を支払っているのに、いざ問題が発生した時に賠償の適応範囲外だとなると、全額丸々賠償金を負担することとなります。
ひとつの確認次第でかなりの額を支払うことになるかどうかが変わってきます。
専門的なことまではなかなかわからないと思うので、解体業者と話し合いながら、あらゆるトラブルに対応できるかどうか詰めながら、今加入している保険で問題ないか確認することが大切です。
まとめ
損害賠償責任は基本的に解体業者が負うこととはなりますが、依頼人にも何らかの過失があると責任が降りかかってきます。
解体工事において、損害賠償保険を加入しているかどうかはもちろんのこと、その詳細までしっかり確認して、金額的にも対応可能な内容としても十分なものなのか、自分で調べたり解体業者から話を聞いたりして、問題ないかしっかり確認するようにしましょう。